近代日本が創り上げた戦没者をたたえるシステム。 それは明治維新、日清・日露戦争を経て、太平洋戦争で大きく展開した。 靖国神社を中心に形成された「慰霊」の歴史を辿りながら、戦没者を祀ることの意味を知る。 戦争・歴史認識問題が再び注目される今、もう一度その歴史を見つめ直す。 序章 研究対象としての「戦没者慰霊」 第一章 招魂社の役割と構造~京都の「戦没者慰霊」~ 第二章 近代日本の「戦没者慰霊」行事~招魂祭・戦死者葬儀~ 第三章 日清・日露戦争期の戦死者追弔行事と仏教界 第四章 大正・昭和戦前期の戦死者追弔行事 第五章 一九三〇~五〇年代「戦没者慰霊」の動向~護国神社を中心に~ 第六章 護国神社の「地域性」について 第七章 もう一つの靖国―靖国寺を素材に― 補論1 「明治維新」像の変遷~霊山顕彰会と霊山歴史館~ 補論2 護国神社とモニュメント 終章 日本の「戦没者慰霊」とは何か
この本の内容 罪状不明のまま今も米国政府に収監されている著者が経験した、拷問と虐待の日々……。検閲を乗り越えて今ここにある手記は、国家と人間について何を語るのか? 世界17カ国で刊行! 著者 モハメドゥ・ウルド・スラヒ (スラヒ,モハメドゥ・ウルド) 1970年モーリタニア生まれ。2000年に米国により身柄を拘束・拘禁の後、2002年に「グアンタナモ収容所」へ移送。裁判闘争の末2010年に釈放を命じられるが、釈放されたのは2016年となった。 ラリー・シームズ (シームズ,ラリー) ライター、人権活動家。ペン・アメリカン・センターで何年にもわたり「フリーダム・トゥー・ライト」プログラムを運営。 中島 由華 (ナカジマ ユカ) 翻訳家。訳書に、P・D・スミス『都市の誕生』、J・ボイコフ『オリンピック秘史』、M・O・スラヒ『グアタナモ収容所 地獄からの手記』、A・キーン『インターネットは自由を
この本の内容 人はなぜ暴力を憎みながらもそれに魅せられるのか。歴史的な暴力論を検証しながら、この時代の暴力、希望と危機を根底から考える、いまこそ必要な名著、改訂して復活。 著者 酒井 隆史 (サカイ タカシ) 1965年生まれ。社会思想史。『通天閣 新・日本資本主義発達史』でサントリー学芸賞受賞。著書に『暴力の哲学』『完全版自由論』、訳書に『ブルシット・ジョブ』『万物の黎明』(D・グレーバー)ほか。 この本の感想をお寄せください 本書をお読みになったご意見・ご感想などをお気軽にお寄せください。 投稿された内容は、弊社ホームページや新聞・雑誌広告などに掲載させていただくことがございます。 ※は必須項目です。恐縮ですが、必ずご記入をお願いいたします。 ※こちらにお送り頂いたご質問やご要望などに関しましては、お返事することができません。 あしからず、ご了承ください。お問い合わせは、こちらへ
書籍説明 日本科学者会議:編 四六判 224ページ 並製 定価:1,400円+税 ISBN978-4-7807-1249-0 C0036 2015/11発行 原発立地の歴史を見てみましょう。すると、原発誘致の策動を、ジグザグはありながらも最終的に跳ね返した地域住民の闘いが見えてきます。政府の大方針の下、電力会社が地元の自治体や漁協などを巻き込みながらの、それこそ札束と恫喝にものを言わせての攻勢に対して、住民が徐々に反転攻勢を組んで行く闘いの日々は感動的ですらあります。本書はこの記録の第一集です。(「はじめに」より) 《著者プロフィール》 日本科学者会議(ニホンカガクシャカイギ) 伊藤宏之 柴原洋一(しばはら・よういち) 1953年生。元高校教員。南島町闘争本部が組織した県民団体「脱原発みえネットワーク」の事務局長を務めた。現在「原発おことわり三重の会」会員。伊勢市在住。 服部敏彦(はっとり
広島の平和記念公園の片隅に、小山のような塚がある。「原爆供養塔」だ。地下には引き取り手のない原爆被害者の遺骨が収められている。その数、七万柱。訪れる人もまばらなこの塚を、半世紀にわたって守ってきた「ヒロシマの大母さん」と呼ばれる女性がいた。 95歳の佐伯敏子さんは供養塔に日参し、塚の掃除をし、訪れる人に語り部として原爆の話をしてきた。佐伯さんも被爆者のひとりで、母を探しに投下直後の広島市内に入って放射能を浴び、原爆症に苦しむことになった。佐伯さんと供養塔との関わりは、養父母の遺骨が供養塔で見つかったことがきっかけだった。納骨名簿を調べ、骨壺を一つ一つ点検し、遺骨を家族のもとへ返していく作業を、佐伯さんは一人で続けてきた。その姿勢が行政を動かし、多くの遺骨の身元が判明した。しかし、1998年に佐伯さんは病に倒れ、寝たきりになってしまう。 著者が佐伯さんと出会ったのは、そんな矢先だった。佐伯さ
著訳者 > ア行 > オ > 大田 直子 > 道程―オリヴァー・サックス自伝― 著訳者 > サ行 > サ > サックス, オリヴァー > 道程―オリヴァー・サックス自伝― ジャンル > ポピュラー・サイエンス > 道程―オリヴァー・サックス自伝― ジャンル > ノンフィクション > 道程―オリヴァー・サックス自伝― ジャンル > 伝記/評論 > 道程―オリヴァー・サックス自伝― 種類 > 単行本 > 道程―オリヴァー・サックス自伝―
著者は高齢者法の第一人者で、東大での講義をもとに、わが国の法律のどこに問題があり、それをいかに改めるかのヒントをわかりやすく説明する。すでに3300万人以上いる高齢者と、もうすぐ高齢者になる人たちが、老後の安心を得るための格好の書。 人には頼りになる人とならない人がいる。実は法律も同じ。たとえば成年後見制度。時間と費用をかけて成年後見を任命しても、独居老人が急病のとき、役に立たない。たとえばリビング・ウィル(終末期医療に関する事前指示書)。本人が慎重にせっかく書いたものでも、法律上は無視しても構わない。たとえば遺言。相続争いを避けるために作成した遺言が効力をもたないとされる場合がある。たとえば高齢者虐待。もっと早く発見する法制度ができていない。 要するに、法律制度が「若年社会」仕様のままで、「高齢社会」のものになっていない。高齢者問題がじつは法律問題ともいえることを、豊富な実例でわかりやす
米軍普天間飛行場(沖縄県)の移設計画をめぐり、移設先の埋め立てに必要な土砂を搬出させないよう取り組む市民団体「『辺野古に土砂を送らせない!』山口のこえ」の発足が決まり、13日、県庁で記者会見を開いた。17日午後5時からは、周南市の市役所仮庁舎6階大会議室で発足集会を開く。 沖縄防衛局によると、埋め立てには2062万立方メートルの土砂が必要で、県内では周南市の黒髪島、防府市の向島が採取候補地となっている。市民団体は、上関原子力発電所建設の反対運動に取り組む十数人が呼びかけ人となった。大谷正穂代表(61)は「原発反対運動では自然の破壊に反対してきた。辺野古のサンゴ礁を埋めて戦争につなげてはならない」と話した。(栗林史子)
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