方言での取り調べはもろ刃の剣―。親しみを感じさせる一方で、自白を強要する暴力性を併せ持つ。岡山理科...
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路上にとどまる女性たちの「意志」とは何か? 女性ホームレスの生活史から、女性が貧困に陥る過程を浮き彫りにし、福祉制度や研究が前提にしてきた人間像を問い直す。 2013年刊行の第33回山川菊栄賞受賞作に、著者による付録「貧困女性はどこにいるのか」と岸政彦氏による解説「出会わされてしまう、ということ」を収録した増補新装版。 …………… たくましいでもかわいそうでもなくただ、人びとの行為には、生活には、そして人生には 「理由がある」のだ。 いま現在人びとがおこなっていることの理由を、人びと自身の言葉を通じて描く。 丸山里美が目指して、そして見事に成功した本が、本書である。 この本を読むと、ただもう、人びとはそこで生きているのだな、という深い感動をおぼえ る。 丸山の著作に登場する人びとには「顔」がある。 私はこの本を何度も何度も読んだが、エイコさんやタマコさんと、まるで知り合いのよう な気がして
島根県の丸山達也知事が26日、次回の全国知事会で採択する声明文の「47都道府県で連携して新型コロナウイルスの感染対策に取り組む」との文言を削除するよう提案する考えを示した。東京都の感染対策に不信感があるという。 丸山知事は、東京五輪・パラリンピック組織委員会が23日夜に都内で開いた国際パラリンピック委員会(IPC)関係者の歓迎会を疑問視。全国で感染拡大が続く中での開催に「われわれと同じ水準で感染対策をしようとしているとは思えない」と指摘した。 児童や生徒に東京パラリンピックの観戦機会を提供する「学校連携観戦プログラム」を含め、感染対策を巡る東京都の一連の対応が国民の反発を招いていると主張し「そんなことを平然とやっている人たちと一致結束しているつもりはない」と述べた。
チベットの大草原。牧畜をしながら暮らす、祖父・若夫婦・3人の息子の三世代の家族。昔ながらの素朴で穏やかな生活を送っていたが、近代化は進み中国の一人っ子政策の波が押し寄せていた。そんなある日、母・ドルカルの妊娠が発覚する。喜ぶ周囲をよそに、思わぬことで母の心は揺れ動く。伝統的な信仰と変わりゆく社会の狭間に立たされ、次第にすれ違う家族―葛藤の末、彼女が選んだ道とは… 時代に翻弄されながらもひたむきに生きる家族を、時にユーモアを込めて紡ぎ、広大な草原、猛々しい羊たち、厳しい土地で生きる人間のたくましさを圧倒的な映像美をもって映し出した、心揺さぶられる人間ドラマが誕生した。 監督は、作家としても高い実績をもつ、チベット映画の先駆者 ペマ・ツェテン。故郷・チベットの市井の人々に寄り添う眼差しで作品を生み出し、これまでに国内外の映画祭で40以上の賞を受賞。イランの名匠アッバス・キアロスタミや中国のウォ
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