『資本主義と闘った男宇沢弘文と経済学の世界』(講談社、2019年) 世界から称賛された気鋭の数理経済学者が、なぜそのキャリアの頂点で突然アメリカを去り、日本に戻ったのか。その人生と経済学を丹念に追った630頁余のノンフィクション大作。城山三郎賞、石橋湛山記念 早稲田ジャーナリズム大賞受賞。 1968年、経済学者としてのキャリアの絶頂期に突如日本に戻る宇沢弘文。その背景には何があったのか。いま、各界で話題の宇沢の評伝の著者に聞く。 宇沢の人生を追った評伝『資本主義と闘った男 宇沢弘文と経済学の世界』(2019年)は今年、第10刷に。なぜ、注目されるのか。著者でジャーナリストの佐々木実にインタビューを行った。 佐々木 実 ジャーナリスト ──宇沢弘文とはどのような出会いだったのか。 竹中平蔵について書いた『市場と権力』の取材で、宇沢が仲裁した竹中をめぐるトラブルについて聞いたのが最初の出会い。
![「資本主義と闘った男」人間・宇沢弘文をめぐる旅 | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/639e8f405e355253af03b614c2c7fc6e18a26b4b/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fimages.forbesjapan.com%2Fmedia%2Farticle%2F47505%2Fimages%2Fmain_image_475053bd38568d78dc3cce9327d9be570d98c.jpg)