斉藤先生の、「ユビキタスは無意識を二重化する」という部分と、それに続く関係性とコミュニケーションの違いの議論はとても刺激的だった。一方、メディアが遍在化しているのでメディアが弱体化しているというのには半分賛成できない。まぁ確かに「メディアはメッセージである」というほどメディアごとの特異性が失われているのは確かだけど、一方であらゆるコミュニケーションにおいて、元メディアを模倣する形で象徴化と再構成のプロセスが起こっていると思う。 和田先生の、権力によって人が分離されているのでケータイによる繋がり感が前景化している、という問題提起はものすごい勢いでみんなに突っ込まれていたけど、今の過渡期的状況の認識としてはありだと思う。 欲望を持つことを欲望するとか、教育への期待とかは、いつもの論法なんだけど、それもまた近代的な価値観の名残なんじゃないかという疑念をぬぐえない。 とりあえずメモを貼り付けておき