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ブックマーク / white-cake.hatenadiary.com (12)

  • 自分の敵は自分だけど味方も自分 - wHite_caKe

    睡眠中に尿意を催すと、トイレを探す夢を見ます。 見つかったと思うと人が長蛇の列をなしていたりやたら汚かったりしてまた別のトイレを探すことになり、そうこうするうちに目が覚めて現実のトイレに行って解決、というのがいつものパターンです。 あれって一種の夢の検閲なんですかね。欲望ほとばしるままに夢みちゃうとおねしょしちゃうから、そうならないようにしてくれてるんでしょうか。ありがたい話です。 でも私の検閲官、最近様子がおかしい気がするんですよね。 いえ、違います。検閲官を責めてはいません。そもそもの原因は私にあります。 思春期の頃の私は、ガラスを割ったりバイクを盗んだりはしなかったものの、やはり今よりは繊細だったのでしょう。 夢の中のトイレが汚いと、病気になりそうな気がして嫌でした。 たくさんの人がいる場所で用を足すということが妙に気恥しいので、行列には尻込みしました。 なのにね。今の私ときたら。

    自分の敵は自分だけど味方も自分 - wHite_caKe
    hiyang
    hiyang 2014/06/06
    何度か放尿した夢を見たが、もらしたことない。
  • 名探偵は女王様の夢を観たのか(BBC「シャーロック:ベルグレービアの醜聞」ネタバレ) - wHite_caKe

    ついについに待ち続けたBBC「シャーロック」セカンドシーズンの放映が始まりました。すばらしい。最高ですか最高ですよというかんじで、さっそく昨夜、第一話「ベルグレービアの醜聞」を観たわけですが。 ラストシーンについてちょっと考察したい点が出てきたので、せっかくだからまとめておこうかなーと。 あ、当然ながらネタバレ全開ですので、あの大傑作ドラマ「シャーロック」をまだ観たことがない人はすぐにこのページを閉じてAmazonに飛び、DVDをカートに入れましょう。 話はそれからです。 さて、それではもちろん考察したい点とは「斬首直前のアイリーンをカラチでシャーロックが救ったシーンは、現実にあったことなのかそれともシャーロックの妄想か」ということなわけですけれども。 まあ「それは観た人の解釈に任せますエンド」というかんじなんでしょうけど。 とはいえ、ここはただ自分好みのエンドを選ぶんじゃなくて、劇中の事

    名探偵は女王様の夢を観たのか(BBC「シャーロック:ベルグレービアの醜聞」ネタバレ) - wHite_caKe
  • 二年間のハジマリとオワリとツヅキ〜その2〜 - wHite_caKe

    その1はこちら。 文 あの晩、私たちはぐるぐると当てもなく三時間ほど歩きまわりました。 セキゼキさん(仮名)は落ち着いたのか、それとも疲れたのか、「もうダメだ、早く終わりたい」と繰り返すのをやめ、黙々と歩くようになっていました。 気がつくと、いつの間にか私たちは駅の近くまで戻ってきていました。 「セキゼキさん、とりあえず今日は私の家に帰ろう。お腹も空いてるだろうから何かべようね?」 セキゼキさんはこっくりと頷き、私はテイクアウトのカレーを買いました。 事を終えたセキゼキさんは、 「さっきは走って逃げて悪かった。シロイが会社の人と手を組んでると考えるなんて、今思えば自分でも当におかしかったと思う」 と謝りました。 私はセキゼキさんが自分の異常さに気づけたことが嬉しくてたまりませんでした。この人はストレスで一時的に錯乱していただけで、やっぱり当におかしくなっているわけじゃなかったんだ

    二年間のハジマリとオワリとツヅキ〜その2〜 - wHite_caKe
  • 二年間のハジマリとオワリとツヅキ〜その1〜 - wHite_caKe

    2008年3月27日木曜日。 16時頃、私の携帯に、セキゼキさん(仮名)からメールが入りました。 今シロイの最寄り駅の近くにいるから 帰る頃メール欲しい。迎えに行きます 平日のこんな時間、勤務中の筈のセキゼキさんが、一体なぜこんなメールを……? 何かおかしなことが起きているんじゃないかという、もやもやした不安を抱えながら、私は「わかった。職場を出たらすぐにメールする」と返信し、その日は定時になるとすぐに、職場を飛び出しました。 改札を出てすぐのところに、セキゼキさんは立っていました。 「どうしたのセキゼキさん、今日は仕事はどうしたの?」 「行けなかったんだ仕事……どうしても電車に乗れなくて今朝……ホームで何も電車を見送って……でもどうしても足が動かなくて……」 その答えを聞いた瞬間、やはりそうか、と私は心中ひそかに呟きました。ここ数ヶ月、セキゼキさんの情緒が目に見えて不安定になっているよ

    二年間のハジマリとオワリとツヅキ〜その1〜 - wHite_caKe
  • 偉くなくても強くはなれる - wHite_caKe

    はじめに 今回のお話は、諸々の事情をかんがみまして、だいぶ事実を改変しております。 フィクションと思ってお読みください。 あなたが実際に似た話を知っているとしても、それはおそらく偶然の一致であり、この話とは無関係です。 文 シロイさん、駅までなら送っていこうか? いいのよもう、どうせ通り道なんだから。それに誰かとお話しながら帰る方が楽しいでしょ。遅い時間なんだし、このへんは道が暗いし、駅まで歩くのは危ないでしょ。だから遠慮しないで。 ふふ、いいでしょう、この車。最近、かなり契約、とれてるからね。思い切って買ったの。実はこの車を誰かに自慢したかった気持ちもあったりして。だって私、この車見るたびに思うのよ、自分はここまで来れたんだなって。ほんと、嬉しくって。 この仕事、最初の頃は辛かったけどねえ。私は営業の才能がないって、何度思ったか。契約なんてとれなかったし、お給料もちょっとしかもらえなく

    偉くなくても強くはなれる - wHite_caKe
    hiyang
    hiyang 2009/08/14
    「お金って、すごく強い」
  • はじまりはいつも雨。たぶん終わりも - wHite_caKe

    私はよく傘をなくします。傘を買っても大体三ヶ月もてばいいほうで、大抵数回使えばなくします。 そもそも傘は嫌いです。あれは邪魔なものだと思っています。 持ち歩くのも嫌、さして歩くのも嫌。雨が降ってもできるだけ傘は持たずにでかけますし、傘を持っているときに雨が降っても、よほど雨足が強くならない限りさしません。 おかげで雨が降っている日は、通行人にぎょっとした顔で見られることが多いです。 街中の人全員が傘をさしているのに、私だけ傘をとじたまま歩いているのが原因と思われます。 さて。三つ子の魂百までと申しますが、私の傘が嫌い症候群は子どもの頃から始まっていまして、高校時代は四日連続で四の傘を紛失し、母にむちゃくちゃに怒られたりしました。 私自身も自分があまりにもしょっちゅう傘をなくすことにほとほとうんざりしており、なんとかこの悪癖を克服するすべはないものかと悩んでいました。 そして、大学一年の秋

    はじまりはいつも雨。たぶん終わりも - wHite_caKe
  • きんべんなうたうたいのおはなし その2 - wHite_caKe

    続きです。その1はコチラ。 特にサスペンスフルだったりエンターテイメントだったりする展開はありません。先に言っておきますが。 その後うたうたいはいつの間にかヘッドホンを使うのをやめて、普通にステレオから音楽を聴くようになっていました。心遣いをうしなった彼に対して、私の評価は下落したわけですが、一方で彼の地上最自由な歌声(わかりやすく言えばど下手で音がでかい)が伴奏でごまかされるようになり、苦痛はいくぶん軽減していました。 「隣の部屋の人間がうるさい? なら壁を叩いてやればいいじゃん」 とセキゼキさん(仮名)に言われたりもしたわけですが、私は平和主義者。そんな隣近所との人間関係が気まずくなりそうなことは断固として避けたいと考えていました。そもそもそんなことして再びうたうたいがヘッドホンをつけて歌い始めたら、やだし。 ……しかしそんな風に考えていたのも、既に過去の話です。 のめやうたえのおおさ

    きんべんなうたうたいのおはなし その2 - wHite_caKe
    hiyang
    hiyang 2008/02/13
    半年後、静かになったとなりの部屋から、変わり果てたうたうたいの姿が・・・
  • きんべんなうたうたいのおはなし その1 - wHite_caKe

    私のアパートの隣の部屋には、“勤勉なうたうたい”が住んでいます。 はたらきもののうたうたい 隣の部屋の男子大学生が、とにかくよく歌っています。 午前二時に 「すべての子守唄が嫌いになりそうだ……歌声聞きながらなんて眠れないよう」 などとぼやきながら眠りにつくことがざらにあります。 午前六時五十分に 「うーねむい、起きなきゃ……って、こんな朝早くから歌ってるのかよ隣は」 とつぶやきながら目を覚ますことも珍しくありません。 彼の歌声はほぼ全ての時間帯を制覇しています。 日曜日の昼、私が家にひきこもってだらだらしているときも、彼はしばしば歌っており、そんなとき私は 「たまの日曜日くらい歌ってないで外出すればいいのに」 と自分のことを棚に上げてつい思ってしまうのでした。 いったいどれだけ歌っているんだ? 勤勉すぎるだろ! もし君の仕事が部屋にこもって歌を歌い続けることなら、かなりのワーカホリックだ

    きんべんなうたうたいのおはなし その1 - wHite_caKe
    hiyang
    hiyang 2008/02/08
    怖い。
  • 今日の昼休み - wHite_caKe

    弁当を買いにビルの外に出た。 よく使っている路上の弁当売りで買おうと思ったら、そのすぐ近くにも弁当売りがいた。 あきらかにそちらの弁当売りは苦戦中。売れていない。みな馴染みのあるいつもの弁当売りの前に並んでいる。 なんだか売れていない弁当売りが気の毒になる私。それに向こうなら並ばないですぐ弁当が買える。 というわけで売れていない弁当売りの前に行く。並んでいる商品、うまくなさそう。なるほど、こりゃみんないつもの弁当売りの前に行くわ。 引き返したくなった瞬間、弁当売りのおばさんがすがるような目つきでこちらを見る。「いらっしゃいませ!」とかちょう熱意をこめた声で口にする。 気がつくとチキンカレー弁当を指差しながら「これください」と口走っていた。何言い出したんだお前。 おばさん笑う。ちょうハートフルな素敵スマイル。すげえ嬉しそう。私はよいことをした、という確信が胸にあふれる。 「今日のお弁当はコー

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    hiyang
    hiyang 2007/07/05
    どしゃぶりの雨の中で子猫をみかけても拾わない、そういう強くて非情な心
  • wHite_caKe - 「傷ついた」、「傷つけたくない」、「傷つかずに生きられる人間はいない」、「傷つけることを恐れるな」等の言葉を聞く度に思い出すのは〜その2〜

    前回が問題編だとすると、今回は解答編ちゅーことになりましょうか。 私なりに彼がなぜ立ち漕ぎするひとを偽善者にカテゴライズするのか追求したら、大体こんなかんじになりました。 彼は自分の足が短いことを気にしており、そのことに苦しんでいる。 だから人前で椅子に座るのが苦痛で仕方ない。座高が高いから座れば一目で短足がばれてしまうというのが、彼の考え。そのくらいならずっと立っていたいと常々思っているし、実際昔はなるべく人前で座らないようにしていた。 「電車の座席」と「自転車のサドル」に腰を下ろすことは、特に彼にとって耐え難い。テーブルなどで隠してごまかすこともできない状態で、公衆の面前に自分の長い胴をさらすことになるから。 だけど彼は同時に、そんなことを気にしている自分を『臆病』で『欺瞞的』であると感じ、そのことにも心底嫌気がさしていた。 だから彼はがんばって、人前で座るようになった。サドルに腰を下

    wHite_caKe - 「傷ついた」、「傷つけたくない」、「傷つかずに生きられる人間はいない」、「傷つけることを恐れるな」等の言葉を聞く度に思い出すのは〜その2〜
    hiyang
    hiyang 2007/06/26
    達観
  • そろそろ夏だし季節モノ - wHite_caKe

    幽霊なんていないとか全ては幻覚だとか、そういう考え方はものすごく健全だと思います。ビバ現代社会。科学ばんざい。ららら、私は科学の子。 ただね。 オカルトっぽい体験と言うのがすべて幻覚だとしても、幻覚を体験している最中はやっぱり怖いですよね。私の修行が足らないんでしょうけど、これは幻覚だとわかっていても、だからこそ一生懸命自分に「幻覚なんだから恐るるに足らず。幻覚! 幻覚! 幻覚ぅぅぅぅぅぅ!」と言い聞かせても、怖いものは怖いので怖いです。 私は高校時代しょっちゅう金縛りにあっていた時期があったのですが、あれが科学で説明のつく現象だと理解しているにもかかわらず恐怖を感じることはやめられませんでした。 「金縛りにあって動けない私の周りをぐるぐる歩く人」 「金縛りが解けた瞬間に聞こえた子どもの笑い声」 「金縛りを解くために右手を動かそうとした瞬間に『無駄だ』と言わんばかりに毛むくじゃらの男性の手

    そろそろ夏だし季節モノ - wHite_caKe
    hiyang
    hiyang 2007/06/21
    恐怖ハックだ、恐怖Hacks
  • 仕事中、誰かに苛々したときは - wHite_caKe

    もしかしたらこんなの、もうとっくの昔にみなさん思いついて実践なさっているかもしれないんですが、ちょっとしたオフィスでのストレス解消メソッドを書いてみることにします。 ExcelやWordなど、手頃なMicrosoft Office製品を起動します。 ヘルプでオフィスアシスタントを表示させます。私はいつもイルカです。 そのオフィスアシスタントが、あなたを苛々させた誰かであると思い込みながら、マウスカーソルをオフィスアシスタントの目のあたりに移動させ、うりうりします。 すると、オフィスアシスタントが「やめて、痛いよ」と言わんばかりにまばたきをしますので、 そんな懇願は聞く耳を持たずに、心の中で適当な罵詈雑言を並べ立てながら、更に目の辺りをうりうりしてあげましょう。 あら不思議。ストレスがちょっとだけ解消されました。 そうなんですよ、オフィスアシスタントって、まばたきするんですよ。 マウスカーソ

    仕事中、誰かに苛々したときは - wHite_caKe
    hiyang
    hiyang 2007/05/25
    動物虐待
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