『フリー』の著者はクリス・アンダーソン。あの「ロングテール」の著者でもあり、あの WIRED の編集長でもあります。ロングテールでもそうでしたが、世の中がデジタル化、インターネット化されておこる変化を巧みに説明していくのが、この本のポイントです。 インターネットでかわるポイントで、わたしも、常々、セミナーなどで「情報流通のコスト構造が抜本的に変化した」という話をしています。実体験だと、97年にOCNエコノミーを個人で契約したら月4万円で128kbps、いまは 100Mbps の光接続で月2000円くらいでしょうか。価格は20分の1でスピードは780倍、ビット単価でくらべると15600分の1ですよ。コスト構造が根本的に変わっていくなかで「フリー」をどう考えていくのか、をこの本では詳しく扱っています。 フリーといってもいろんな形があります。普段、ウェブサイトを見ているときに有料を意識している人
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