ひきこもりに高年齢化傾向 藤里町社福協、詳細に調査 藤里町社会福祉協議会(市川静子会長)が実施した、ひきこもりの実態調査で、18〜55歳の町民のうち、少なくとも113人が長期の不就労状態で自宅などにひきこもっていることが分かった。対象年齢人口1293人(11月1日現在)に占める割合は8・74%。40歳以上が半数近くに上り、高年齢化も浮かび上がった。 15〜39歳では62人(9・10%)。統合失調症やうつ病など精神疾患をきっかけとしたケースを含むなどしているため、内閣府が全国調査(昨年)を基に推計した69万6千人(1・79%)とは単純比較できないが、際立って高い比率といえる。 ひきこもりの現状を把握し、就労などの支援に生かす目的で、昨年2月からことし8月にかけ訪問調査。 年齢構成別では▽18〜29歳=30人▽30〜39歳=31人▽40〜49歳=40人▽50〜55歳=12人。若年層を取り