私の住んでいる街には古くから自治会があり、そこが運営する会館がある。持ち回りの自治会の役員に女房がなった関係もあり、その会館が行なっている地区の老人たちの相互の連帯を少しでも広めようとする「お越しやす」という会合に顔を出すことになった。 出席者は十数名で殆どが女性で、男性は私の他に一人だけであったが、平素ほとんど知らない人ばかりなので、近くのどこにどんな人が住んでいるのか、多少でもわかるし、集まったご婦人がたの話を聞いているだけでも、色々な町の情報が手に入り面白かった。 そこでの話である。一人の話好きの女性が身振り、手振りまで加えて面白おかしく話していた老人の見たあるチェーン店のレストランの話が興味深かった。 年寄りばかりの女性が三人で、若者の多いあるチェーン店のレストランへ行ったのだそうである。席について色々話をしていたが、いつまで経っても注文を取りに来ない。痺れを切らして、近くを通りか
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