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ブックマーク / www.sakimura.org (3)

  • 非技術者のためのデジタル・アイデンティティ入門

    「非技術者のためのOAuth認証(?)とOpenIDの違い入門」が800はてブ超えをしたのに気を良くして、今度はアイデンティティについて書いてみることにしました(*0)。 (デジタル)アイデンティティとは、聞きなれない言葉だと思います。デジタルはまだしも、アイデンティティとなると、はてさて一体何?という感じではないでしょうか? ところがこの言葉、OpenIDにせよ、OAuthにせよ、「認証」を語るときには、必ず出てくる言葉ですし、先日ニコニコ動画で放映され、のべ27000人以上の来場者を数えた「一番いいのを頼むための共通番​号制度徹底解説 ~そんな共通​番号制度で大丈夫か?~ M​IAU Presents ネ​ットの羅針盤」が取り扱っていた「番号」制度を考える上でも実際には欠かせないものなのです。 そんなに大切な概念なのに、ぱっと分かりやすい解説というのがなかなか無いのですね。私の大好きな

    非技術者のためのデジタル・アイデンティティ入門
  • 非技術者のためのOAuth認証(?)とOpenIDの違い入門【2023年版】

    昔から、「OpenIDは認証でOAuthは認可だ」などということが言われます。しかし、その言語の意味を取り違えている方が結構多い気がしています。「もうOpenIDなんていらね。OAuthだけでいいじゃん」というような言説がよく流れてくるのがその証拠だと思います。OAuth認証というのもその類ですね。 そこで、今日はOAuthとOpenIDの違いを考えてみたいと思います。 OpenIDは紹介状、OAuthは合鍵 まずはOpenIDの概要の復習です。「OpenIDは認証」という言葉の内容をまずは復習してみましょう。 「認証」とは大変広い言葉でいろいろな場面で使われますが、「OpenIDは認証」という使い方の時は、「OpenIDは、いま来ている人の身元を認証」(ユーザ認証)という意味です。図にすると図1のような流れになります。 この例では、有栖さんがお客としてサービス提供をしているサイトである伊

    非技術者のためのOAuth認証(?)とOpenIDの違い入門【2023年版】
  • 連結不能、非識別化とは何のことか(1)

    以前からずっと議論はされてきているのですが、ここのところまた私の周りでは、「非識別化」だとか「匿名化」だとかといったことの意味を明らかにしようとする活動が活発化してきています。これは、今年の6月25日に総務省のパーソナルデータ利用・活用に関する研究会の報告書が発表 (以後、総務省報告書と言及)されたことを契機にしています。 この報告書の中で特に注目されるのは、同報告書の33ページで、「米国のFTCが2012年3月、消費者データを収 集し利用する企業の行動枠組みについてまとめた報告書である「急速に変化す る時代における消費者プライバシーの保護」 (筆者注:以後、FTC報告書と言及)に見られるようなFTCにおける考え方等を踏まえ、次のような 条件をすべて満たす場合は、実質的個人識別性はないといえるため、保護され るパーソナルデータには当たらないとして、人の同意を得なくても、利活用 を行うこと

    連結不能、非識別化とは何のことか(1)
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