米アップルの多機能端末「iPad(アイパッド)」や多機能携帯電話「iPhone(アイフォーン)」をはじめ、新技術や新機器がまるでベルトコンベアーで絶え間なく送り出されているかのようで、この変化に対応することがまるで仕事のようになりつつある。平均的なユーザーにとってだけではなく、出版社各社にとっても同じことが言える。伝統的な書籍出版の世界が読者の興味をつなぎとめるのに苦労するなか、出版社はデジタル分野での書籍販売方法を見出そうと努めている。 今のところ、出版社各社はデジタル書籍の2つの主要な販売方法を採用している。普通の書籍のように、代理店を通してコンテンツを広め、書籍販売価格の一部を支払う方法。あるいは、新機器のユーザーに直接働きかけるために独自のアプリケーションを開発するために投資するという方法だ。 大手印刷会社の大日本印刷は先週、日本で最大の電子書籍店舗を今秋開設すると発表した。電子書