2009年12月1日のブックマーク (1件)

  • 『母なる証明』 - ぼうふら漂遊日記

    僕には、とにかく韓国のお国柄や人情、歴史、風俗といったことへの知識がまったく足りない。 だから、たとえば『殺人の追憶』を観ていても、あのアバウト極まりない警察の捜査風景の描写が、どの程度リアルなものなのか、それともポン・ジュノ監督の志向(あるいは嗜好)によるバイアスがかかったものなのかが判断できない。リアルでシリアスなドラマと描写に必要以上に挟まれる、男たちの無意味な猥談や、安っぽい飲み屋での痴態、ねちっこいエロ描写なども、儒教道徳の強い国ならでは反動からきた破目のはずし方なのか、それとももう少しリアルな描写なのか、あるいはかつての日映画にもありがちだった、もっとも安易に泥臭く「擦れた感じ」を演出しようとした(ちょっと内輪受けじみた)薄っぺらな趣向なのか、判断がつかないところがある。 ただ、彼のどの映画もそうだけれど、人が自分なりに現実を理解し、腑に落ちるための意味とか因果を、ナンセンス

    hke1120
    hke1120 2009/12/01