2013年10月6日のブックマーク (2件)

  • 僕らの未来は鉛色 「エリジウム」 - スキルズ・トゥ・ペイ・ザ・¥

    (展開に触れているので未見の方はご注意を) 例えば地球に不時着して難民キャンプでの暮らしを強いられるエイリアンの造形がエビのようなデザインではなく、人間の耳が少し尖がっただけでピタピタの衣装に身を包んだエイリアンだったら、と想像してみてほしい。「第9地区」は恐らくあそこまでの大ヒットには至らなかったはずだ。問題に晒されている者を異化するということは、現実としての酷い問題を「ひとまず置いておける」ということであり、監督のニール・ブロムカンプは、かつてのケープタウンの「第6地区」を異化して、新たな物語を構築することに成功した。 ブロムカンプの新作「エリジウム」は、地球の環境汚染が進み、経済的に余裕がある人々は地球は見捨ててスペースコロニー「エリジウム」に移住し、それが不可能な貧しい人々は地球にとどまって暮らしている、という設定の物語だ。この設定自体はなんら目新しいモノではなく、それこそ「ブレー

    僕らの未来は鉛色 「エリジウム」 - スキルズ・トゥ・ペイ・ザ・¥
  • 松本人志を正しく恐れよ『R100』 - ゾンビ、カンフー、ロックンロール

    『R100』鑑賞。 ダウンタウン松人志監督最新作。 2011年3月11日 福島、宮城を中心に発生した大震災は原発を破壊し、沿岸地域では津波により多くの死傷者を出した。あれから2年以上が経過したが、未だにその爪痕は土地や人々の心に強く残っている。 東京では、311当日こそ電車が止まったり家財が倒れるなどの被害はありはしたものの、「原発崩壊」に比べれば取り返しのつく程度の被害に納まった。そして、心にも全く無いとも言えない程度の“それなり”な爪痕を残した。 震災直後は日に1回は大なり小なりの余震があった。相手は天災だけにこっちの予定などお構いなしで、トイレにいようと、寝ていようと、風呂に入ってくつろいでいようと、不倫中でホテルにしけ込んでいる最中だろうと、ひとりDVDを見ながらオナニーの最中だろうと、とにかく唐突に揺れだした。その都度311の記憶が蘇り、つい外に出てみたりタンスを手で支えてみた

    松本人志を正しく恐れよ『R100』 - ゾンビ、カンフー、ロックンロール
    hke1120
    hke1120 2013/10/06
    最後のは飛躍だとしても、かなり納得できた。雑誌の評で揺れに反応するやつを脈略の無い単なるギャグだと思っている人がいて、見る側の姿勢の問題もあるんじゃないかと。出来はともかくこれじゃ報われない