昔お世話になった元同僚から出産祝いにパスケースが欲しいとのご要望を頂き、初めて非自家用製品をつくってみました。 ひとさまが手にされるものなので横着はしません。 今回はきちんと型紙を起こします。 型紙に沿って銀ペンで革の表面に線を引き、別たちで線に添って裁断して行きます。今回使用したのは栃木レザー製ピットヌメにキャメルブラウンの顔料染めが施された丈夫で硬い革です。あらかじめ市内の皮革店に依頼して1mm厚と1.5mm厚に漉き加工してもらっています。 パスケースの窓の部分はφ8mmのポンチで四隅を穴あけしてから・・・ ざっくりとくり抜きます。 300番くらいの耐水ペーパーで切断面を平滑にしてから・・・ へり落としの2番で切断面の角を削ぎ落とします。 切断面にトコノールの茶を塗って布で磨くと・・・ 白っぽくガサガサした切断面がツヤツヤの丸いヘリになります。 セル板をサイビノールで貼り付けます。耐久