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早稲田大学は2018年に、政治経済学部の一般入試で数学を必須科目(数学I・A)にすること等々を発表し、3年間の周知期間を経て今年2月に実施した。数学が必須科目になることによる受験生の激減は当初から予想されていたとはいえ、2020年の5584人に対し今年の3495人には改めて驚かされる。 当然、この問題はマスコミでもいろいろ取り上げられているが、主に「~大学の受験生が増えた・減った」という観点から論じているようだ。本稿では主に、大学入試の歴史的経緯と「数学」の観点から考えてみよう。 「少科目入試」が増えた背景 振り返ってみると、1980年代後半から「個性尊重」や「多様な人材を集める」などという理由による“入試改革”が私立大学文系学部を中心に始まった。それは、少子化による受験生減少の時代に向けて、「少科目入試」による「偏差値の吊り上げ」が本当の目的であった。 およそ入試での偏差値は、生徒が受験
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聞かれても「欲しいもの」はない 若い頃から、僕にはほとんど所有欲がない。車に家、高級スーツに時計、貴金属、有名なアート、トロフィーワイフ……多くのいわゆる金持ちが求めている、「自分の成功を象徴する」ような実体物を、ひとつも持ちたくない。 唯一と言える所有欲は、スマホぐらいだ。仕事や遊びに、いまのところ最も役立つからだ。けれど、もしスマホ以上に、僕のいまの暮らしを最適化させてくれるツールが出現したら、スマホも秒で捨ててしまうだろう。 堀江さんは、いま何が欲しいですか? インタビューで、うんざりするほど聞かれてきた。答えたひとつ。「ないです」、話は終わり。つまらないやりとりを繰り返してきた。聞きたい気持ちも少しわかる。 取材の対象になるようなビジネスパーソンは、欲しいものを聞かれると、たいてい何かしら気の利いたアイテムを答えてくれるらしい。「何も欲しくない」という僕のような答えは、拍子抜けなの
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3つの視点で共通点を見つける いくらすばらしいアイデアを考えたとしても、すごい商品やサービスを開発したとしても、伝え方を間違えてしまうとその魅力は伝えたい相手になかなか届きません。 世の中には伝え方に失敗しているケースが多々あります。「価値がわかりにくい」「伝えるポイントがずれている」など残念な伝え方になってしまっているのです。 せっかくいいものなのに、伝わらないのはもったいない。 価値や魅力を伝える方法はいろいろあると思いますが、そのひとつに「自分ゴト、あなたゴト、社会ゴト」という3つのキーワードがあります。 はじめて会った人なのに、話がすごく盛り上がったなんて経験ありませんか?その理由は「共通点の発見」にあるのではないでしょうか。出身が同じだった、趣味が同じだった、共通の知人がいた……などなど。人がなにかに関心を示したり、興味を持つのはどんなものか、考えるときのキーワードの1つが「自分
「今日の現場、一度もリテイクが出なかったんですよ!」 そううれしそうに報告してくる新人が時々いますが、そんなことに喜ぶのはいかがなものかと思います。 新人のうちは、現場でリテイクを出されるのが怖い。それは仕方がありません。口パクを合わせるという、それまでの人生でやってこなかった動作をしなければいけないのですから緊張はして当然です。 しかし、それが高じて「文句言われなきゃいい、言い間違えず、きれいに台詞が時間内に収まったらそれでいい」という気分になってもらっては困ります。 駄目出しがない、リテイクがないということと、「合格点」の演技ができたかどうかは別問題です。もしかしたら「こいつはこれ以上できない奴みたいだから、これで我慢しておくか」と思われているかもしれない。その想像をせずにただ「リテイクなし」という結果に喜んでいる人はちょっと危機感が足りません。 口パクが「合う」「合わない」は重要じゃ
離婚した頃、「お子さんがいなくてよかったですね」と何十回も言われました。当時の私は、そのたびに「子どもがいなくても、悲しみや苦労は一緒」と、心の中で叫んだものです。しかし、夫婦問題を扱う専門家となった今は「子どもがいない私はまだ楽だった」と、心から思えます。それは、親権や養育費の問題、離婚後の親の介護や相続の問題などで元夫婦が争うのを見ているからです。 離婚後、シングルマザーが仕事と子育ての両立に苦労する姿も見ています。一方で、離婚後は自由に子どもに会えない父親たちも知っています。どちらも、葛藤は想像を絶するものです。しかし近年、離婚後も元夫婦が協力して子育てをする「共同養育」の考え方が、日本でも広がりつつあります。なぜでしょうか。 G7の中で「単独親権制度」を採用しているのは日本だけ 総務省の人口動態統計(2016年)によると、離婚後に親子が会っているのは全体の3割にとどまっています。日
「上司の評価に納得がいかない!」。そう怒った経験のある人は少なくないのではないでしょうか。トップ営業マンである田中さん(仮名)もそのひとり。 2019年度上期(2019年4~9月)評価のフィードバック面談を終えた田中さんは、悔しそうに自身の評価シートを握りつぶして支店長室から出てきました。 「どうだった?」と同僚から投げかけられても耳に入らないようで、そのまま裏口から出ていってしまいました。 営業No.1の実績を上げた上期の評価は… 新卒入社5年目の田中さんは、2019年度上期、法人の新規開拓件数18件という実績を上げ、営業社員298名中1位の成績を残しました。 この結果を得るまでの努力は並大抵のものではありませんでした。前期末から戦略と行動計画を練り、休みの日も担当エリアをまわって対象となる企業の情報収集を行い、営業戦略の書籍を読みあさって準備をしたのです。 そして、4月からも、毎日誰よ
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