既存産業をITによって改革することで、より効率化したり、新たな付加価値を生み出したりする動きが活発になっています。その中でも注目を集めているのが、第1次産業におけるITの導入です。GeekOutでも以前、AIによるきゅうりの仕分けに取り組む農家・小池誠さんの取り組みを紹介したことがあります。 第1次産業と一口に言っても農業、林業、漁業の分野がありますが、今回ご紹介するのは林業のスマート化に取り組んでいる企業、ウッドインフォです。 森林と木材の情報を作る・つなぐ・活かすウッドインフォ 日本の国土は、約7割が森林によって占められている、世界有数の「森林国」です。そのうち約4割が人の手によって植林された人工林で、その広さはおよそ1千万ヘクタール。豊かな森林資源を持つ一方で、林業従事者の高齢化・人手不足や木材の輸入自由化、木材価格の下落などさまざまな要因により、産業としての林業は衰退しつつあります