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人間関係とモテに関するhnknのブックマーク (2)

  • この胸の痛みも、いつかは - 花房観音  「歌餓鬼抄」

    葉書の整理をしていた。その中に、結婚を知らせる一枚の葉書を見つけた。私は恐々と、その葉書を手にした。そこには平凡な一組の夫婦の写真があった。私は、ずっと、相当永い間、この葉書を正視することが出来なかったのだ。その葉書が来た時に、その二人が結婚することはわかっていたけれども、自分でも思いがけないほどの衝撃を受け目の前が真っ暗になった。 何故衝撃を受けたのか。それは、その夫婦の男の方が好きで、女に嫉妬して、、、、と、いう単純な話とは、ちょっと違う。私は、その女が嫌いだった。憎んでいたと言ってもいい。大嫌いだった。憎んでいることに気付かず、しばらくの間「友達」のフリをしていた時期もあった。 その女は「いい人」で、皆に好かれているように私の目には見えた。いろんなことが、人より「ちょっと駄目」な所も、「ちょっと駄目だけど一生懸命な頑張り屋さん」な所も、「無邪気で純粋」な所も、完璧じゃないからこそ好感

    この胸の痛みも、いつかは - 花房観音  「歌餓鬼抄」
  • 鶏口牛後

    疲れる。まわりの子たちがモテ過ぎる。 モテるといってもエビちゃん系とかではなく、「清楚でちゃんとしてそうな女の子」だからモテる子が多い。客観的に考えて、私は一人でいればごくごく平均値程度の外見だが、彼女たちと一緒にいるとき私は「はずれくじ」だ。 彼女たちは、老若関係なく男から「運命の人」だと思われるっぽい。そういうのって、ギャルっぽい子がモテるより切ない。彼女たちが「あーぁ、またオヤジとブサイクに言い寄られちゃった」とか「こっちがときめく以外の男性のツボをつきたくないのに」とかこぼすたびに、同じ場所で「はずれ」扱いされている私の立場がない。 でも、モテ度以外のことは当に良い子たちばっかりなので、私は彼女たちがいないと生きていけない。おかげで、膨れ上がる劣等感と戦っている。これがとても疲れる。 ここかしこにいる派手な女が苦手な自称非モテな男たちもきっと、彼女たちに会って「ちょっと地味だけど

    鶏口牛後
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