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思い出に関するhnknのブックマーク (3)

  • さようなら

    僕は今日東京に行く。何もかも不便で、ダサくて、変化がないこの糞ド田舎から抜け出して、何もかもが刺激的な東京に行くんだ。 僕の18年間は田舎との戦いだった。流行すらまともに入荷しない木造立ての屋、同じ髪型にしかしてくれない床屋、うるさい虫共、少ない街灯、妙に馴れ馴れしい近所の奴ら、一挙手一投足全てウザい母親……。 僕は東京に行って生まれ変わる。カッコよくてオシャレな新しい人生が始まる。友達がいっぱいできる。彼女も作る。カッコいいバンドのカッコいいライブに行く。をたくさん読む。創作活動をしてみる。何もかもが楽しみだ。 ……それなのに。荷造りが終わってから続くこの何とも言えない物悲しい気持ちは何なんだ。 目に見えるもの全てが、美しく切ないもののように感じる。今僕は美化する過去を体感しているのかもしれない。 僕はこの町が大嫌いだ。でも、この町の思い出は大好きだ。

    さようなら
  • いつまでも心に残る沈黙 - はてな匿名ダイアリー

    心に残る言葉があるのと同様に、いつまでも心に残る沈黙というものもある。いや、残ってしまうというのが正しいのかもしれない。きみがあの時何を言いかけたのか、僕は未だにわからないでいる。 そもそもそんなに近しい間柄ではなくて、僕が帰ってきたときにみかけたらちょっと立ち話をする程度で、それでも仕事の用事でたまに来るメールは、同い年のよしみもあったのだろう、すごくくだけた感じで、僕はそれが好きだった。 その時も、偶然に君をみかけて、玄関まで歩いていくついでに世間話をした。めずらしく僕が話を振ったりして、その後ふと訪れた沈黙のあとにきみは何かを言いかけて、やめた。僕は一応問い返してみたのだけれど、きみは「んーん、何でもない」と言ったっきり黙ってしまい、僕は沈黙に耐えかねてほかの話題を振ったりしたのだけど、そのうちに道のりは尽き、きみは「じゃあねー」と軽やかな一言を残して引き返していった。 きみが会社を

    いつまでも心に残る沈黙 - はてな匿名ダイアリー
  • 時代遅れなくせに値段も高いままのアレの話。

    MDが売っていた。 まだ使ってる人いるよなー、電車で学生とかがいじってるの見かけるよなー、なんて思いながら 5枚パックをふと手にする。デザインがちょっとお洒落だった。 ふと高校の頃恋が叶わなかった女の子と、MDを譲り合っていたことを思い出した。 最初は自分が聞いているMDを数日間交換するとかだったんだけど、 ぼくが誕生日にMDをプレゼントしたことがきっかけで、お互いに欲しい曲をリクエストして、 手に入ったら、それと何かオススメの曲を3??5つくらい入れたMDを渡すということをしていた。 彼女はいつもMDとケースの間に手紙を入れていてくれて、ちょっとした交換日記みたいだった。 そのMDにはご丁寧にタイトルとアーティスト名が入っていて、今でも全部思い出せる。 卒業と同時に彼女をきっぱり忘れることにして以来数年ポータブルオーディオを使わずに過ごしていて、 どこかにしまったことも忘れて、最近衝動買

    時代遅れなくせに値段も高いままのアレの話。
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