親子3人乗り自転車のイメージ=自転車用品販売「OGK技研」提供 2022年4月11日、親子3人乗りの自転車が大阪府東大阪市の国道で転倒し、3歳の男児がトラックにはねられて死亡する事故が起きた。一台の自転車で仲良く出掛ける親子の姿は朝の日常風景だが、その裏では痛ましい事故も繰り返されている。便利さの反面、大きなリスクもはらむ「親子自転車」。子どもたちの安全を守るために何ができるのだろうか。(時事ドットコム編集部 太田宇律) 【時事コム取材班】 転ぶだけで「命に関わる」 「ひとごとじゃない。できる対策はちゃんとしなければ」。東京都足立区の20代女性は育児休暇を終えて職場復帰した当日、東大阪市の事故のニュースを見て背筋が寒くなった。 女性は復職に備え、同年1月から1歳半の長男を自転車の後部座席に乗せて保育園まで送り迎えしている。家から園までは5分ほどだが、それでも「ひやり」とする場面は何度もあっ
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