敬愛する元サッカー日本代表監督の岡田武史氏。彼の座右の銘は、「人間万事塞翁が馬」だという。 世界を相手に極限状態で戦い続けた彼は、日々、自問自答していたらしい。バーレーンで負けたから今がある。あの時負けたのは無駄じゃなかった。この試合は勝ったが、勝っても負けてもそれで終わりではない。人間万事塞翁が馬、次に進むしかない。 なんだかかっこいい。ぼくの座右の銘も「人間万事塞翁が馬」にしようと思った。 人間万事塞翁が馬、とは 昔、中国に占い上手なおじいさんがいた。そのおじいさんが大事にしていた馬が逃げ出してしまった。まわりの人は残念がった。しかし、おじいさんは「悪いことがあれば、良いこともあるさ」と言った。 しばらくして、逃げ出した馬が帰ってきた。たいそう立派な馬を連れて。まわりの人は喜んでくれた。しかし、おじいさんは「良いことがあれば、悪いこともあるさ」とつぶやいた。 その後、おじいさんの子供が