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2008年12月22日のブックマーク (5件)

  • さよならピアノソナタ 4 : 徒然雑記

    【さよならピアノソナタ 4】 杉井光/植田亮 電撃文庫 Amazon 冬のイメージってなんだろうと思索する。静けさ、冷たさ。騒がしさから一歩引いた、粛々とした終わりの空気。終わりへと至る、眠りへの時期。 その冷たさは、体に刻まれた傷を疼かせ、その寒気は心の熱を奪い去る。 理性を吹き飛ばすほどの熱量もまた、冬は拭い去っていく。興奮は冷め、それでも消えない炎は、種火となって灯り続けるとしても、そこに出力するほどの熱量は残されていない。自然、人は温もりを求めて、内側を見つめる事となる。 自分を見つめなおすこと。相手との関係を見つめなおすこと。見て見ぬふりを許される時期は、もう通り過ぎてしまったということだ。 冬は、必然的に結論を要求される。 この四巻に流れる音は、ずっと静かだった。弾む事も弾けることもなく、同じところをグルグルと廻り続けるナオミの想いと、それを包み込む冬の空気が、静粛と言葉を綴り

    さよならピアノソナタ 4 : 徒然雑記
  • ロリコンがキモいという奴がキモい

    大学で生物学を学んでいた。人類学の教授が「生殖可能な年齢に達した個体に対して性的感情を抱くのは生物として極めて正常」と言っていたのを良く覚えている。 今、児童ポルノがどうこうとか、必死になって煽っている正体不明の団体がたくさんあるみたいだけども、初潮を迎えて子供を生める「少女」に対して性的に興奮するのは当たり前じゃないのかな? ここでいうロリコンは、18歳以下の少女に対して性的興奮を催す人間を一くくりで指しているけれども、そもそも少女が18歳になった瞬間何らかの変化が起こって生殖可能になるなんてありえない話しで。 今のところ、生物の究極的な目的がなんであるのかはまったく分かっていないけれども(そもそもそんなものない、と考えている研究者も沢山いる)、大部分のコンセンサスを得ているのは、生物は自己の遺伝子の増殖を最大限にするということだけ。男性側からみると、35歳以上の女性とセックスをして子供

    ロリコンがキモいという奴がキモい
    hobo_king
    hobo_king 2008/12/22
    定期的にこういう奴が沸くから「ロリコンがキモい」って言われ続けるんだよな〜。
  • 随想 : アカイロ/ロマンス2 少女の恋、少女の病

  • さよならピアノソナタ 4 / 杉井光 - FULL MOON PRAYER

    さよならピアノソナタ〈4〉 (電撃文庫) 作者: 杉井光,植田亮出版社/メーカー: アスキーメディアワークス発売日: 2008/12/05メディア: 文庫購入: 14人 クリック: 52回この商品を含むブログ (140件) を見る終わらないものなんてない。でも、繋がっていくものはある。 音楽と青春の物語、さよならピアノソナタ完結編。最後まで当に綺麗で切なくて、そして愛おしい物語でした。最高。 順調のように見えたフェケテリコ。進展しそうで進展しない真冬とナオの不器用な関係。先輩と千晶のナオへの想い。それはそれで幸せな時間でも、決していつまでも続かないもの。間違いは一つずつ重なって、大切なものは気がつかぬうちに壊れていくから。 当に最後までバカでヘタレで神がかって鈍感だったナオの、先輩と千晶との関係の決着。そして真冬との関係の行方。怖いから、勇気がないから、相手の気持ちが分からないからと伝

    さよならピアノソナタ 4 / 杉井光 - FULL MOON PRAYER
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