本章では、ゴルーチンやチャネル、syncパッケージを用いて、並行処理を行う方法について解説します。 並行プログラミングの基本 複数の処理を効率良く行うために、Goは言語自体が並行処理に必要な機能をサポートしています。特に本章で扱うゴルーチンやチャネルの機能などは、Goで並行処理プログラミングをするうえで必要不可欠な知識であり、これらを適切に使うことで、マルチコアが一般的になった近年のマシンリソースを最大限に引き出す、パフォーマンスの良いプログラムを作成できるようになります。 本節では、ゴルーチンやチャネルを用いた並行処理の考え方と、それらと合わせてよく使うsyncパッケージの使い方などについて解説します。 ゴルーチン Goには、ゴルーチン(Goroutine)という軽量スレッドのしくみがあります。ここまで行っていたmain()関数も、1つのゴルーチンの中で実行されています。go構文を用いて
![第5章 並行プログラミング―ゴルーチンとチャネルを使いこなす | gihyo.jp](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/3407b1a6a280ce66431891111a44c69a35e08bb0/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fgihyo.jp%2Fassets%2Fimages%2FICON%2F2015%2F1382_go_4beginners.png)