米マイクロソフトは9月18日、同社のWebブラウザー「Internet Explorer(IE)」に、悪意を持った第三者がワナを仕掛けたWebサイトにアクセスしてしまうと、不正なコードを実行させられる脆弱性があると発表した。修正プログラムはまだ提供されておらず、攻撃を回避するためにはマイクロソフトが提供するツールをインストールする必要がある。 マイクロソフトのセキュリティ アドバイザリによれば、この脆弱性を利用した標的型攻撃が既に発見されており、同社は脆弱性を解消する修正プログラムは開発中だとしている。また同社が提供する、攻撃による悪影響を回避できるプログラム「Fix it」や無償のセキュリティツール「EMET」の導入を回避策として挙げている。 シマンテックやトレンドマイクロ、ラックなどのセキュリティベンダーは、この脆弱性の危険度は高く、事態は深刻だとしてWebサイトで告知している。ラック
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