JPA + EJB + JSF による Web アプリケーションのまとめ - 似非プログラマの覚え書き
8 回にわたって JPA + EJB + JSF による Web アプリケーション開発の例を見てきましたが、私の感想としては この組み合わせは非常に相性が良い というのが率直なところです。全て Java EE の標準であり、Java EE サーバさえ用意すれば動かすことができます。サードパーティのフレームワークのように別途ライブラリを用意する必要がありません。JBoss の場合は JPA の実装に Hibernate を使っていますが、表向きは Hibernate を使っていることを意識することなく開発できますし、JPA の実装の違いさえ押さえておけば Java の精神である「Write Once, Run Anywhere」で、他の Java EE サーバで動かすこともできる*1というのがいいところです。 Java EE の魅力の一端を垣間見たところで、このシリーズは締めといたします。
JPA + EJB + JSF による Web アプリケーション(その 8) - 似非プログラマの覚え書き
これまでの総仕上げとして、一からテーブルを作って JPA + EJB + JSF で Web アプリケーションを作成してみましょう。 テーブルの作成 今回は RDBMS として PostgreSQL を使います。 CREATE TABLE district ( id INT PRIMARY KEY, name VARCHAR(30) ); INSERT INTO district ( id, name ) VALUES (1,'北海道'); INSERT INTO district ( id, name ) VALUES (2,'東北'); INSERT INTO district ( id, name ) VALUES (3,'関東'); INSERT INTO district ( id, name ) VALUES (4,'中部'); INSERT INTO district ( i
JPA + EJB + JSF による Web アプリケーション(その 7) - 似非プログラマの覚え書き
前回の続きです。 管理 Bean の作成 package jp.mydns.akanekodou; import javax.faces.bean.ManagedBean; import javax.annotation.PostConstruct; import javax.ejb.EJB; import java.util.List; import jp.mydns.akanekodou.dao.EmployeeDAO; import jp.mydns.akanekodou.entity.Employee; @ManagedBean public class EmployeeList { @EJB private EmployeeDAO dao; private List<Employee> items; @PostConstruct private void init() { ite
JPA + EJB + JSF による Web アプリケーション(その 6) - 似非プログラマの覚え書き
エンティティ間の結合を表現する 現在サンプルとして使用しているデータベースにおいて、担当者マスタテーブルには MGR_ID というカラムがあります。これは外部キーとして同じ担当者マスタテーブルの担当者IDカラムを参照しており、上司である担当者の担当者IDを入力することになっています。これを JPA で表現してみましょう。 package jp.mydns.akanekodou.entity; import java.io.Serializable; import java.util.Date; import java.util.List; import javax.persistence.Entity; import javax.persistence.FetchType; import javax.persistence.Table; import javax.persistence.I
JPA + EJB + JSF による Web アプリケーション(その 5) - 似非プログラマの覚え書き
CSS を作成する ちょっと間が開きましたが CSS の作成に進みます。Facelets と合わせて、JSF では最も難しい部分と言えます。何しろ Facelets のタグがどんな HTML タグに変換されるかわからないと CSS が書けないからです。 resources/css/customer/search.css body { background-color : silver } h1 { font-size : x-large; text-align : center } table { margin : auto } p { text-align : center } resources/css/product/search.css .name { width : 15em } 後は menu.html にリダイレクトするダミーの index.jsp (ソースコードは省略)と
JPA + EJB + JSF による Web アプリケーション(その 4) - 似非プログラマの覚え書き
Facelets を作成する 管理 Bean の次は Facelets を作成します。 /customer/list.xhtml <?xml version="1.0" encoding="utf-8"?> <!DOCTYPE html PUBLIC "-//W3C//DTD XHTML 1.0 Transitional//EN" "http://www.w3.org/TR/xhtml1/DTD/xhtml1-transitional.dtd"> <html xmlns="http://www.w3.org/1999/xhtml" xmlns:h="http://java.sun.com/jsf/html" xmlns:f="http://java.sun.com/jsf/core"> <h:head> <title>顧客マスタ一覧</title> </h:head> <h:body> <
JPA + EJB + JSF による Web アプリケーション(その 3) - 似非プログラマの覚え書き
さて、DAO の実装が済んだところで Web アプリケーション側の構築に入ります。普通に Servlet と JSP でも作れますが、今回は JSF を使ってみましょう。 JSF(JavaServer Faces) とは JSF は Java EE 純正規格であるコンポーネントフレームワークです。Struts との決定的な違いは「Java EE 純正の API である」ということでしょう。*1 Struts では View にカスタムタグが使えましたが、あくまでも JSP です。それに対し、JSF 2.0 からは Facelets という、独自のタグが用意された XHTML で View を作成します。また、Struts では ActionForm を継承した Form Bean のクラスと Action クラスを継承したクラスを用意する必要がありましたが、JSF では管理(Managed
JPA + EJB + JSF による Web アプリケーション(その 2) - 似非プログラマの覚え書き
EJB による DAO 層の実装 DAO を EJB を用いて実装します。 package jp.mydns.akanekodou.dao; import javax.ejb.Local; import java.util.List; import jp.mydns.akanekodou.entity.Customer; @Local public interface CustomerDAO { List<Customer> all(); Customer find(int id); } package jp.mydns.akanekodou.dao; import javax.ejb.Stateless; import javax.persistence.PersistenceContext; import javax.persistence.EntityManager; import
JPA + EJB + JSF による Web アプリケーション(その 1) - 似非プログラマの覚え書き
いよいよ本日から JPA + EJB + JSF による Web アプリケーションの作成に入ります。まずは既存のデータベースで単一のテーブルを利用して、Hibernate のサンプルとして作ったものと同じものを作ってみます。その後、新規にデータベースとテーブルを作成して(以前作ったものではありますが)一から Web アプリケーションを構築する例を取り上げます。結合の話もここでやる予定です。 エンティティクラス(永続化クラス)の作成 EJB プロジェクトを用意して、そこにエンティティクラスを作成します。 package jp.mydns.akanekodou.entity; import java.io.Serializable; import javax.persistence.Entity; import javax.persistence.Table; import javax.per
EJB のすごく簡単なサンプル - 似非プログラマの覚え書き
いよいよ JPA + EJB + JSF によるアプリケーション構築に向けて、まずは EJB の簡単なサンプルを作ってみましょう。 EJB プロジェクトの作成 まずは EJB プロジェクトを作成します。名前は EJBHello にしてください。EJB プロジェクトを作る際に EAR プロジェクト(EAR : Enterprise Archive)も作っておくといいでしょう。名前は自動で EJBHelloEAR になるはずですので、そのまま作成します。 続いて ejbModule 直下にパッケージを作って Session Bean を作成します。Class name には Interface の実装クラスの名前を入れます。ここでは HelloImpl としましょう。Create business interface の Local にチェックを入れて、名前を Hello とします。No-in
Hibernate JPA + EJB のファイル構成は ? - 似非プログラマの覚え書き
EJB も使えるようになったしいよいよ Hibernate JPA + EJB に挑戦しようとしたがなかなか上手く行かない。ファイル構成が拙いのかも知れないので、現状のファイル群の配置状況を見てもらってアドバイスをもらおうかと思います。 まず EJB プロジェクト側。 これがアプリケーション側。 persistecne.xml の中身も載せておこう。 <?xml version="1.0" encoding="utf-8"?> <persistence xmlns="http://java.sun.com/xml/ns/persistence" xmlns:xsi="http://www.w3.org/2001/XMLSchema-instance" xsi:schemaLocation="http://java.sun.com/xml/ns/persistence http://java
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