茅ケ崎市の服部信明市長は2日、近隣市より厳しく設定されている保育園の入園基準の緩和について「現時点ではなかなか難しい」との見解を示した。同日行われた市議会本会議の総括質疑で、吉野伸子氏(新政 ゆめみらい・ネット)の質問に答えた。 市が定める就労による入園基準は、1日実労働5時間以上で、かつ1カ月20日以上の「1カ月あたり100時間以上の就労」が原則。近隣市はおおむね1日4時間、1カ月15日程度の就労を入園基準にしているという。 2月1日現在、市内保育園には2184人が在園。このうち保護者の就労要件が2117人、保護者の病気など就労要件以外が67人を数える。就労要件の内訳は、就労時間8時間以上のフルタイム勤務が67%(1415人)、月100時間以上の勤務が33%(702人)。また同日現在、待機児童数は460人に上っている。 服部市長は市の就労による入園基準について「近隣市に比べて厳しい