諏訪市の山田勝文市長は29日、市役所で開いた市保育園保護者会連合会との懇談で、市民が茅野市や岡谷市に開設されている病児・病後児保育施設を利用する場合の利用料の補助を検討する方針を明らかにした。市内への施設設置については今後の需要を見極める考えを示し、将来的な検討課題とした。 病児・病後児保育は、病気の回復期で保育園や小学校などでの集団生活が困難な子どもを対象に一時的に預かり、仕事などで休めない保護者を支援する目的。子育て支援の一環で実施する自治体が増えている。 諏訪地方では茅野市と岡谷市で病院に併設する形で開設されているが、市外の子どもが利用する場合は利用料(茅野市1回1300円、岡谷市同1280円)が必要とされている。 この日の懇談で、保護者からは「諏訪市にも病児・病後児の保育施設をつくってほしい」との要望が出された。これに対し、山田市長は「(諏訪市の利用者に対し)費用を持ちたい」