タグ

2009年9月29日のブックマーク (1件)

  • 2009-07-21

    せっかくなのでお蔵出し。発売当時に書いた感想↓ 桂英澄の「箱根の太宰治」(『太宰治研究』1、昭三十七・十)によれば、昭和十七年夏、桂が太宰を訪れた折に聞いたことばとして、次の一文が草されている。 〈芭蕉は、わび、さび、しおりといっただろ。最後に、「軽み」ということをいったんだ。新しい芸術の進む方向は、この軽みだよ。剣道でいうと、りきまずにぽんときれいにお籠手をとる。あの感覚だね。苦悩が下に沈んで、澄んでるんだ。僕は音楽のことはよくわからないが音楽でいえば、モツァルトじゃないかな。〉. 柳生宗矩は「居着き」を「病」と名づけた。その『兵法家伝書』にはこう書かれている。 「病気の事。 かたんと一筋におもふも病也。兵法つかはむと一筋におもふも病也。習ひのたけを出さんと一筋おもふも病。かからんと一筋におもふも病也。またんとばかりおもふも病也。病をさらんと一筋におもひかたまりたるも病也。何事も心のひと

    2009-07-21