「ジョジョの奇妙な冒険」シリーズで知られるマンガ家・荒木飛呂彦さんが21日、国立新美術館(東京都港区)で開かれた「荒木飛呂彦原画展 JOJO 冒険の波紋」の発表会後に取材に応じた。「ジョジョの奇妙な冒険」は、1986年にマンガ誌「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載が始まった人気マンガで、数世代にわたる個性的な悪人たちとの戦いを描いた壮大なストーリーや独特の擬音を用いた表現、立ちポーズが人気を博しており、海外での評価も高い。荒木さんに、原画展への意気込みや「ジョジョの奇妙な冒険」への思い、10月から放送予定のアニメ新シーズンについて聞いた。 ◇原画展はライブ ――原画展を読者に見てもらう意味とは? マンガは通常印刷されたものを見る形のため、直筆で描いた原画とは違うものだと思っています。音楽でいうなら、原画はライブです。そのエネルギーの違う点を感じ取っていただきたい。印刷と原画を比べると、同じ