さまざまなプロフェッショナルの考え方・つくられ方を、その人の読書遍歴や本に対する考え方などからひもといていくインタビュー。今回は11月11日にアルバム『C2』を発売したBase Ball Bear・小出祐介さんにご登場いただきました。 ―― 小出さんの読書体験のルーツは? 小出祐介(以下、小出) もともと本が多い家だったんです。海外の小説集、分厚い図鑑サイズの本。親父のお姉さんが、とにかく本好きだったらしくて、その蔵書も結構置いてありました。それに親父もお袋もマンガ好きで、子供ながらに「なんかマンガ多いな」とは思ってましたね。だから、成長するにつれて自然とマンガは読むようになって。あと、我が家のお婆ちゃんの教育方針として、図書費はお小遣いに含まない……というルールがあって、お菓子やジュースは自分のお小遣いから捻出しなくちゃいけないんですけど、本の購入費用に関しては負担無しで済んだ。それもあ