企業が「帝国化」する 松井博 Apple本社に勤務していた経験がある著者がAppleをはじめ、Google、モンスーン、Amazonといった大企業がどのような仕組みで運営され、そして、私たちの生活にどのように影響を及ぼしているのかを多くの統計を利用して解析している本である。食品関連の帝国に関しては堤未果氏の「貧困大国アメリカ」と重複する点が複数ある。政府よりも力をもつようになった帝国はありとあらゆる手を駆使することによって消費者を飼いならしていく。一部の人が巨万の富を手にし、大多数の人が低賃金をあえいでいく「勝者総取り」時代を生き抜くためには帝国側につけというのが著者の意見であろう 【一章】 アップルはどうやって帝国化したのか 私設帝国(=巨大企業)は以下の三つの条件を満たす ①ビジネスのあり方をかえてしまう Apple:CDを媒体として音楽を販売していた既存のシステムを、itunesスト
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