[SPIEL’17]暗号通信のジレンマをボードゲームに。「Decrypto」のプロトタイプを遊んでみた ライター:徳岡正肇 カメラマン:田井中純平 ドイツ・エッセンで開催されるボードゲーム見本市「SPIEL」では,まだプロトタイプ状態のゲームがプレイできることもある。プロトタイプと言っても,カードが手書きだったりする(今後もバランス調整は続く)レベルから,コンポーネントが手作りなだけでゲームとしては完成しているレベルまでまちまちだが,プロのゲームの制作過程が垣間見えるようで,独特の面白さがある。 IELLOブースで試遊できた「Decrypto」も,そんなプロトタイプ作品のひとつだ。状態としては「ルールなどは完成しているが,コンポーネントは手作り」といったところ。このため,例えば外箱は「プリントアウトしたボックスアート(の候補)を白箱に張りつけた」状態だし,チットや各種ギミックも手作り感満載