白スズメとぴったり寄り添う普通のスズメは、なんとも「仲良し」。平和な光景が目の前にある=2024年10月18日午前10時32分、兵庫県丹波篠山市内で 兵庫県丹波篠山市内で空を横切った鳥の姿に、「えっ」と声が出た。距離を保ち、望遠レンズをのぞき込む。そこにいたのは白いスズメだ。 眼球が黒いことから、色素が抜ける「アルビノ」ではなく、突然変異による「白化個体」とみられる。羽の一部は普通のスズメと同じ色をしている。 電柱のパイプをねぐらにしているよう。見とれていると普通のスズメが飛来。2羽でパイプの中に入ったかと思うと、ひょこっと一緒に顔を出した。 「すごい」と声が漏れる。普通、白い個体はいじめられたり、他の鳥に追い掛け回されることがあると聞くのに、この2羽はどう見ても「仲良し」だ。 ぴたりと寄り添ってみたり、それぞれ違う方向を見張るような仕草を見せたり。協力して生活を送っていることがありありと