<習近平自身が打ち出した「一帯一路」構想を巡って中国政府はジレンマに直面している。今年開催される第3回フォーラムへの参加国が減れば中国のメンツは傷つくが、かといって、中止する訳にもいかない> ・今年で10周年を迎える中国主導の経済圏「一帯一路」構想には、これまで多くのヨーロッパ諸国も参加してきた。 ・しかし、2019年以降、香港デモとコロナ禍をきっかけに、ヨーロッパにおける反中感情はかつてなく高まっている。 ・この状況下、中国政府は今年「一帯一路」フォーラムを開催する方針だが、首脳クラスの参加が減少する公算も高い。 ・ただし、中国は「一帯一路」フォーラムを開催しないわけにもいかないジレンマに直面している。 中国政府は「一帯一路」10周年を大々的にアピールしたくてもできないジレンマに直面している。 「一帯一路」10周年の国際会議 2023年は習近平国家主席が「一帯一路」構想の前身「シルクロー