稲刈りでも田植えでも、その渦中にあるときは気が張っている。 そのせいもあって、無事に終わってしばらくすると、どっと疲れが押し寄せてくる。 それでも、無事に済んだ安堵感だとか、収穫の喜びだとか、他の日々のちょっとした楽しいおしゃべりだとかでずいぶんと回復する。 今回の稲刈りでは、始まる前からずっと心に黒い雲がかかったみたいになっていて、それが取り払われるまでに数日かかってしまった。 黒い雲にとらわれた私の心も、昨日あたりからやっと、一連の出来事を小さく折りたたんで、私の中の私だけの、私を守るための、小さな缶の中にしまうことができた。 稲刈り前の金曜日、義妹一家が大分から稲刈りの手伝いに来てくれた。 いつもは姪っ子と甥っ子と夫婦4人で車でやってくるのだけれど、その日は、義弟が福岡で会議があるからと、一人別行動でやってきた。 会議が終わるのが夕方だから、博多で食事をして電車でくるとのこと。 夕食
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