データサイエンティストの現状と未来 — その基礎知識から実務、課題解決まで データサイエンティストの仕事に興味がある方や、すでにこの分野に携わっている方にぜひとも読んでいただきたい一冊です。この本は、データサイエンティストの仕事の基礎知識から、分析の実…
永江朗著・『セゾン文化は何を夢みた』(朝日新聞社)を読みました。著者の永江朗氏のことは、『噂の真相』の「メディア異人列伝」で知っていましたが、かつてセゾンの子会社・ニューアート西武の社員で、池袋のアール・ヴィヴァンや渋谷のカンカンポアで働いていたというのは初耳でした。著者がセゾンに勤務していたときと私が西武(セゾン)を担当していたときはちょうど時期的に重なるのですが、あの頃がセゾンにとっていわばいちばんいい時代だったと言えるのかもしれません。 それにして、この本の中でも、阿部和重(作家)・常磐響(デザイナー)・保坂和志(作家)・中原昌也(音楽家/作家)・佐々木敦(批評家)・車谷長吉(作家)・田中りえ(作家)などの名前が出てきますが、現在活躍しているクリエーター達の中にセゾンOBが多いというのは、今更ながらに驚かされますし、と同時に納得もできます。 あるとき、売場の係長が朝礼で、「先日、会長
紹介 ネイティヴ・アメリカン・スタディーズの成果から知的なインディアンの姿が浮かび上がる! 「アメリカ・インディアン文学をアメリカ文学のサブジャンルとして固定化するべきではない、という姿勢に共感する。なぜなら、じつはそれは先住民、白人、黒人のさまざまなコンタクトゾーン、ボーダーゾーンで多種多様なかたちで発生し表面化する作品群の錯綜体なのだから。クレオリティのパラダイムから見られた、まったく新しいインディアン文学論。」(管 啓次郎) 目次 序 章 インディアンをめぐる文学地図 1 アメリカ文学のインディアン 2 アメリカ先住民の文学 3 アメリカ文学と先住民文学の交点 4 トマス・キングの帰属と越境 第1章 新世界の磁力――ウィリアム・カーロス・ウィリアムズの『アメリカ人気質』を軸に 1 ワスプの人種主義とアメリカの文化的多様性 2 ウィリアムズの不透明性 3 文化を横断する想像力 第2章
ヴァーグナー試論 テオドール・W・アドルノ著 高橋順一訳 作品社 2012年3月 本体4,000円 A5判上製307頁 ISBN978-4-86182-354-1 帯文より:愛と死と陶酔の形而上学。社会的性格・動機・音色・楽劇など10の視点から多角的に考察。いかがわしさと崇高さを併せ持つ天才の全貌を明らかにする。附:「ヴァーグナーのアクチュアリティ」・作品概要・詳細解説。 原書:Versuch über Wagner, Knaur, 1964. 目次: クナウル社ポケット版への助言 I. 社会的性格 II. 身振り III. 動機 IV. 響き V. 音色 VI. ファンタスマゴリー VII. 楽劇 VIII. 神話 IX. 神と乞食 X. キマイラ 索引 付録「ヴァーグナーのアクチュアリティ」(1963年9月講演) 解説にかえて「仮象と仮象を内破するもの――アドルノのヴァーグナー認識につ
2012年 3月 14日 コメントは受け付けていません。 永倉千夏子 〈彼女〉という場所——もうひとつのマラルメ伝 A5判上製792頁/定価=12,000円+税 ISBN 978-4-89176-840-9 C0098 3月24日頃発売 〈マラルメ後期〉の鍵をにぎる女(ミューズ) メリー・ローランとは? 彼女との関係と作品とが二重に織りなす 偉大な詩人の文学的人生を縦横無尽に読み解く、 今後のマラルメ研究に欠かせない記念碑的大著。 ●著者紹介 永倉千夏子(ながくらちかこ) 1961年、函館に生まれる。明治大学文学部仏文科卒。同大学大学院 博士後期課程満期退学。文学博士。現在、明治大学等非常勤講師。 専門は、マラルメを中心とする近代フランス文学および同時代のサロン文化史。 とりわけ音楽においてはベルカント・ソプラノとして演奏活動を行う 実践型研究者として知られている。訳書に以下のものがある。
ソーシャル・メディアは映画をいかに変え、どんな未来を可能にするか? Twitterやfacebookで知った動画をYouTubeで観る。 ニコニコ動画で話題のn次創作の元になった作品を観る。 お気に入りのアイドルや歌手のUSTライブを観ながら書き込みをする。 今、映画と呼ばれるものの外で、私たちは無数の映像に触れています。いわ ゆる映画にしても、トレーラーをネットで観て、関連動画を漁り、評判を調べてから観に行くことが多いでしょう。 「ディジタル化とネットワーク化は映画を変える」――時に映画史に到来した「新たな革命」とも呼ばれ、誰もが期待し、憂慮しもする、そんな予感。それは、作品をたくさん保存でき、好きな時間と場所で視聴でき、作品について語れる人を見つけやすくなって、便利さを増すことだけを指すわけではありません。それは映画の見方、流通の仕方、作られ方を変えること、つまり「映画」そのものを変
2012年4月下旬発売予定 *人文・現代思想・批評・芸術 表象06 ペルソナの詩学 表象文化論学会=発行 月曜社=発売 2012年4月 本体1,800円 A5判並製296頁 ISBN978-4-901477-66-6 「仮面」から「人格」へ――「仮面」という演劇的な装置である「ペルソナ」は、近代的な人間主体を基礎づける「人格」の起源でもある。元来、人間の顔貌や内面をその背後に隠す道具であったペルソナは、そのことによって逆説的に近代的主体を準備した特権的な表象装置であると言えるだろう。西洋の思想的伝統に憑依するペルソナの隠喩から精神分析の理論と実践、日本における能面から森村泰昌の作品までを射程に収める本特集では、主体/作品の生成と変容の場であるペルソナの「詩学(ポエティクス)」を多角的に検討する。 目次: ◆巻頭言「聖フランチェスコの亡霊」岡田温司 ◆特集「ペルソナの詩学」 対談「Échec
山梨県出身。AFS(アメリカン・フィールド・サービス)で米国に留学。甲府第一高等学校およびアイオワ州コーニング・ハイスクール卒業。東京外国語大学卒業後、再度渡米。
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