おまいら、ここでは「ツンデレ」というキャラクターを言語学的視点から捉えてみたいと思います。さて、どうなることやら。(こんなの書くよりも研究しろ、というツッコミ大歓迎。つか、誰か止めてくれ。) 取り上げる対象は、次のような発話およびそれを発話するキャラクター(属性)です。 (1) べ、別にあんたのことなんか何とも思ってないんだからねっ! (2) ぐ、偶然よ、偶然。たまたま帰り道が同じだけなんだからねっ! この例文を読んだだけで妄想の世界に飛んでいってしまったアナタは重症(俺もな)。 これらは、いわゆる「ツンデレ*1」と呼ばれるキャラクターに特徴的な表現です。というよりも、このような発話をさせることで発話者(話し手)に特定の属性を与えようという意図がある、と言い換えたほうがよいでしょう。(1)や(2)を発話すればツンデレ、あるいはツンデレであれば(1)や(2)のような発話をする、といったように
2012年05月05日 23:57 カテゴリ書評ラノベ [書評] ライトノベル表現論 Posted by silphy_ehart No Comments No Trackbacks Tweet 泉子・K. メイナード『ライトノベル表現論:会話・創造・遊びのディスコースの考察』 ※Amazon 満足度:★★☆☆☆ 「ラノベ的言葉遣い」を分析した本。 著者は言語学の教授で、アカデミックな内容になっている。 言語学に興味のある人は別として、 単純にラノベ読者として手に取るには重い。 どういうことかというと―― まず、「ぴぴるぴるぴるぴぴるぴ〜♪」を構成する要素をみてみよう。 「ぴ」は軽い破裂音、「る」は粘って滑らかな感じがあり、 それが繰り返されている。 また「ぴぴる」と「ぴぴる」のあいだに 「ぴる」「ぴる」という繰り返しが挿入されていて、 (中略) 物語の場面で瞬時に全体的なイメージを 呼び
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