武器の性能試験中にて誘導爆弾GBU-24が目標に直撃・炸裂する様子 地中貫通爆弾(ちちゅうかんつうばくだん、特殊貫通弾、英: Bunker Buster:バンカーバスター)は、航空機搭載爆弾の一種。硬化目標や地下の目標を破壊するために用いられ、掩蔽壕破壊弾(えんぺいごうはかいだん)とも呼ばれる。 概要[編集] 高速度で落下することでコンクリートや盛土などの遮蔽物を貫通し、目標に到達したのちに爆発する。 高速度を得るための方法として、通常は自由落下が利用されるが、さらにロケットブースターによる加速を用いるものも存在した。遮蔽物の貫通能力は、自由落下のみの場合で粘土層を30m、ロケットブースターによる加速があった場合は鉄筋コンクリート壁を6.7m貫通したとされる。 高速落下中や遮蔽物貫通時の振動、衝撃に耐えるため、弾殻は厚い。また、弾体を細長くすることで質量を保ちながら貫通時の抵抗を減らし、貫