2013年6月3日のブックマーク (2件)

  • 和辻哲郎 地異印象記

    大正十二年ごろ関東地方に大地震がある、ということをある権威ある地震学者が予言したと仮定する。その場合今度のような大災害は避けられたであろうか。大教(おおもときょう)は二、三年前大地震を予言して幾分我々を不安に陥(おとしい)れたが、地震に対する防備に着手させるだけの力はなかった。しかしそれは大教が我々を承服せしめるだけの根拠を示さなかったからである。もし学者が在来の大地震の統計や地震帯の研究によって大地震の近いことを説いたならば、人々はあらかじめあの震害と火災とに備えはしなかったであろうか。 自分は思う、人々は恐らくこの予言にも動かされなかったろうと。なぜなら人間は自分の欲せぬことを信じたがらぬものだからである。死は人間の避くべからざる運命だと承知しながらも我々の多くは死が自分に縁遠いものであるかのような気持ちで日々の生を送り、ある日死に面して愕然(がくぜん)と驚くまでは死に備えるという

    hootoo3
    hootoo3 2013/06/03
  • Mega64: JOURNEY

    The journey to communicate is the hardest journey of all. http://mega64.com

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    hootoo3 2013/06/03