2020年11月7日のブックマーク (3件)

  • 芥川龍之介 西方の人

    わたしは彼是(かれこれ)十年ばかり前に芸術的にクリスト教を――殊にカトリツク教を愛してゐた。長崎の「日の聖母の寺」は未だに私の記憶に残つてゐる。かう云ふわたしは北原白秋氏や木下杢太郎(もくたらう)氏の播(ま)いた種をせつせと拾つてゐた鴉(からす)に過ぎない。それから又何年か前にはクリスト教の為に殉じたクリスト教徒たちに或興味を感じてゐた。殉教者の心理はわたしにはあらゆる狂信者の心理のやうに病的な興味を与へたのである。わたしはやつとこの頃になつて四人の伝記作者のわたしたちに伝へたクリストと云ふ人を愛し出した。クリストは今日のわたしには行路(かうろ)の人のやうに見ることは出来ない。それは或は紅毛人たちは勿論、今日の青年たちには笑はれるであらう。しかし十九世紀の末に生まれたわたしは彼等のもう見るのに飽きた、――寧(むし)ろ倒すことをためらはない十字架に目を注ぎ出したのである。日に生まれた「わ

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    hootoo3 2020/11/07
  • 没後10年『100万回生きたねこ』佐野洋子を息子が語る「最後までわがままで、意地っ張りだった母」 一緒にいるのは3日が限界|人間関係|婦人公論.jp

    『100万回生きたねこ』などの作品で絵作家、エッセイストとして多くのファンに愛された佐野洋子さんは、2010年11月5日に72歳で亡くなりました。今年は佐野さんの没後10年に当たります。一人息子・広瀬弦さんの目に映った、彼女の老いとありのままの姿とは――。5年前、佐野さんが暮らした山荘に広瀬さんを訪ねた際の記事を再掲します。(構成=誌編集部) 自分勝手で激しい愛情に振り回されてばかり 申し訳ないんですが、親の老いと言われても、あの人、最後まですごく元気だったんですよ。口が達者で、病院でもけんかばかりしていました。あの世にいる今でもきっと、自分が死んだなんて思っていないんじゃないかな。 そもそも、僕はずっとあの人のことが嫌いだったんです。自分でもどこかの雑誌で「私はダメな母親だった」と書いていた通り、母親としてはあんまり褒めるところがありません。とにかく、わがままで、子どもの僕にも言いた

    没後10年『100万回生きたねこ』佐野洋子を息子が語る「最後までわがままで、意地っ張りだった母」 一緒にいるのは3日が限界|人間関係|婦人公論.jp
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    hootoo3 2020/11/07
  • 入院症例23 長期間引き篭もりを続けた高機能自閉症の治療 | 精神科診療のポイント

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    hootoo3 2020/11/07