米デューク大学(Duke University)のブレイン・マシン・インターフェース研究(Miguel A. L. Nicolelis氏の論文)が注目を集めいている。コンピューターを介在させてマウス4匹の脳を並列動作させる「ブレインネット」を用い、複雑な問題を解くなどの成果を上げている。 7月9日に一般公開された論文によると、この研究は大脳皮質に数百の電極を装着、脳内神経活動を記録し、コンピューターで信号をフィルタリングした後、脳に信号を戻すというシステム。BMI(ブレイン・マシン・インターフェース)として研究が進められている。デューク大学の研究グループでは、電極からの信号を応答で報酬学習を行なったラットを複数用意し、4匹をブレインネット接続した状態で一定の行動を取らせる訓練をさせたところ、協調動作で一定の成果を上げた。 電極を通して報酬(水飲み)時のニューロン活動を記録し、それに合わせた
![生体脳をコンピューターを介在してシンクロさせることに成功](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/867dfd5e4fa9896cbb276bffcca72d7796c71c42/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fascii.jp%2Fimg%2F2015%2F07%2F13%2F1597926%2Fl%2F51750210bb061c6f.jpg%3F20200122)