書籍を裁断・スキャンして電子化する全国の事業者100社以上に対し、角川書店、講談社、光文社、集英社、小学館、新潮社、文藝春秋の7社と作家・漫画家・漫画原作者は連名で質問状を発送した。 私的使用の枠を超えた電子データの流失・流用から「創造のサイクル」が懸念されている中で実施された。著作者の許可なくデジタル化することが原則して複製権侵害に当たることを説明しながら、今後も継続していくかを質問している。 関連記事 「1冊当たり定価の10%を支払う用意がある」――自炊の森、著作権者への利益還元モデルを提示 自炊への法的措置の検討――国内電子書籍市場 「自炊の森」は「違法とは言い切れない」 “自炊”めぐる業態に法的評価は未確定 所有する本や漫画を電子化する「自炊」の代行業者や店舗が現れているが、新手の業態に法的な評価は確定していない。「自炊の森」に出版界は反発するが、「違法とは言い切れない」と頭を抱え