高速道路の料金所を通過する際、ETC(自動料金収受システム)に「特大車」扱いとなるトレーラーを「大型車」と誤認させ、通行料金を安くごまかしたとして、神奈川県警は10日、いずれも静岡県に住むトレーラー運転手の男5人(34~54歳)を電子計算機使用詐欺で横浜地検に書類送検した。 ETCは、通過した車のタイヤの車軸数などで車種を認識し、課金している。 発表によると、5人は、トレーラーの積み荷が軽い場合に限り、燃費向上などのために車軸を持ち上げて一部のタイヤを路面から浮かせた状態で走行できる機能を悪用。2010年5月~11年11月に計10回、タイヤを上げるべきでない重さの積み荷だったにもかかわらず、車軸を1本上げた状態で東名高速道路のETCを通過し、大型車と誤認させて特大車の料金との差額計9100円の支払いを免れた疑い。