今年1月にアプリ『遊戯王 マスターデュエル』がリリースされたのを機に、古の決闘者(デュエリスト)だった俺は再びこの世界に足を踏み入れることになった 最後にプレイしたのは約20年前、漫画『遊☆戯☆王』はジャンプで連載真っ只中、それに伴ってカードゲームも絶大な人気を誇っていた。あらゆる小中学生が遊戯王カードに群がっていた そして俺もまたその一人。「孔雀舞」に恋をし、なけなしのこづかいを全てはたき、「5枚入り150円」のパックの裏側を必死にめくり「他のパックより銀の部分がちょっと太かったらレア」という100億パー嘘の方法でレアカードをサーチし、クラスメイトとデュエルに明け暮れ、結果「史上最強のデュエル王」として地元で恐れられていた それが今や、スマホ1台で全世界のデュエリスト達と戦うことができる。しかも、今の俺は、カードショップに飾ってあるシークレットレアをヨダレ垂らしてションベン漏らしながら見