2015年8月30日(日)午前、梅小路蒸気機関車館(京都市下京区)で閉館セレモニーが行われました。 「国鉄が蒸気機関車館を造るにあたり、当初は関東に設ける話もありましたが、やはり日本全国から多くの皆様にお集まりいただくのに相応しい国際観光都市、京都になりました」(JR西日本、真鍋精志社長) 梅小路蒸気機関車館は、蒸気機関車の営業運転終了が迫り「SLブーム」が起こっていた1972(昭和47)年10月、国鉄が鉄道100年記念事業の一環として開設しました。20両の蒸気機関車が展示されているほか、動態保存(自走できる状態での保存)が行われ、構内で体験乗車できるのも大きな特徴です。今日までに、累計およそ850万人が同館を訪れたといいます。 「印象に残っているのは、多くのお客さまがお帰りになるとき、『ありがとうございました』とおっしゃってくださることです。梅小路蒸気機関車館の魅力を実感しました」