ブドウやモモの生産量全国1位を誇る山梨県は、品質もこだわる「果樹王国やまなし」を目指している。量と高品質化の両立には、人手だけでなく細かい技術が不可欠だが、果樹農家の高齢化と、担い手不足は大きな課題だ。そこで人工知能(AI)や小型無人機(ドローン)などのハイテク技術を活用する〝スマート農業〟で、課題解決を図る動きが急ピッチで進んでいる。 前例のないDX「デジタルトランスフォーメーション(DX)の社会実装の一環として、世界でも前例のないAIブドウ栽培ロボットを開発し、スマート農業や地域経済の発展につなげたい」 産官学協同によるシャインマスカット栽培の高効率・高品質化プロジェクトの中核を務める山梨大の島田真路学長は、今回の取り組みの意義をそう強調する。 種がなく皮ごと食べることができることから、年々人気が高まっているシャインマスカット。だが高い品質を維持するにはブドウの花穂の段階で摘み取る「房
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