アフガニスタンの首都カブールで米軍が8月29日に行った無人航空機による攻撃について、米紙ニューヨーク・タイムズは10日、誤爆の疑いがあると報じた。米軍は過激派組織「イスラム国」(IS)系の武装勢力を標的にしたと説明。一方、攻撃で死亡したとされるゼマリ・アフマディさんの遺族は9月1日の毎日新聞助手の電話取材に、子供7人を含む一家10人が死亡したと訴えていた。 同紙は、ビデオ映像を解析したり、複数の関係者に取材したりした結果、標的となったのは米国の慈善団体に勤務するゼマリさん(43)の可能性が高いと指摘。無人航空機で監視していた米軍は、ゼマリさんが車で運んでいた水が入った容器を、爆発物と勘違いした可能性があるという。