福岡市動物園は、飼育しているアジアゾウの子ども1頭が今月、1週間ほどの間に3回にわたって屋外の飼育スペースから逃げ出していたと発表しました。けが人はいませんでしたが、動物園はこの間、対策が完了しないまま営業を続けていました。 福岡市動物園によりますと、ミャンマーから先月到着した4頭のアジアゾウのうち子どものゾウ1頭が、今月18日と20日、23日の3回にわたり、営業時間中に屋外の飼育スペースから逃げ出したということです。 子どものゾウは▽体長1メートル70センチ、▽体重1トンで、いずれの日も飼育スペースを囲む柵のワイヤーの隙間から外に出たとみられています。 ゾウが来園者などに接触することはなく、けがをした人はいなかったということです。 動物園では、今月26日までに、3本あるワイヤーの隙間を鉄製のチェーンで塞ぐ暫定的な対策を行いましたが、それまでの間、通常の営業を続けていて、公表もしていません
