(Last Updated On: 2018年8月8日)Apache Struts2 の脆弱性対策について(CVE-2017-5638)(S2-045)は HTTPプロトコルのContent-Typeヘッダーでリモートからコード実行ができる という問題です。どうして「Content-Typeヘッダー」でコード実行ができたのか?気になったので調べたメモです。 コード実行ができた理由は「国際化(翻訳)用のメッセージ処理メソッドが、プログラミング言語のようにパースして実行する仕様」であったことでした。気にしていないとこのパターンでリモートコード実行ができてしまうコードも在ると思います。 Struts2修正版(2.5.10.1)で変更された箇所 バージョン番号やテストプログラム除く変更箇所は以下の部分です。 --- a/core/src/main/java/org/apache/struts2/i