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ブックマーク / jtsutsui.hatenablog.com (3)

  • アンペイドワークについて - 社会学者の研究メモ

    (2012.10.8追記:お勧め文献を追加しました。) 概念整理 社会学分野でも、ケア労働やアンペイドワークについて多くの理論的・概念的考察がなされてきた。しかし文献のなかには、概念的な混乱のために無駄な議論をしているものも多い。この記事では、アンペイドワークをめぐる概念整理をして、それを踏まえてアンペイドワークについてどのような研究プログラムがありうるのかを検討する。 最大の混乱は、unpaidを「対価(見返り)として貨幣が得られない」という状態を指すのか、あるいはそもそも「(いかなるかたちでも)対価がない」状態を指すのかが、しばしば区別されていないことにある。「無償労働としての家事」と言うときは、それが賃労働ではないということが強調さているはずだ。他方でunpaid workを「不払い労働」という意味で使う場合、対価がない無償の奉仕という意味で言葉を用いているのだと思われる。 「対価と

    アンペイドワークについて - 社会学者の研究メモ
  • 社会学における「理論の実証」 - 社会学者の研究メモ

    (以下は二〜三カ月前に書いたメモですが、寝かせておいてもあまり意味がなさそうだし、稲葉先生もシノドスの論考を公開されたのでいいタイミングだと思うのもあり、ちょっと手を入れた上で公開します。) 社会学の問いの特徴 私は、学部のゼミでは(大学院でも基的にはそうだが)、いわゆる「標準的な研究プロセス」に従って個人研究をするように指導している。標準的な研究プロセスとは、問いを立て、それに対する理論仮説をデータ(質的・量的)で検証するという手続である。 その際、しばしば「社会学的な問いの立て方」というものを説明する必要が出てくることがある。学生は基的に社会学の授業をいくつか受けているので、そうしたほうが効率がよいからである。それに、意外に「社会学的な問いの立て方」を説明するのは簡単なのだ。 それは、「注目する現象/人間行動が、性別、年齢、学歴で違いを持つかどうかをまず考えてみたら?」というもので

    社会学における「理論の実証」 - 社会学者の研究メモ
    houyhnhm
    houyhnhm 2011/10/17
    夕闇を飛ぶなんちゃら、を連想。
  • 『大卒就職の社会学:データからみる変化』一部サマリ - 社会学者の研究メモ

    学部ゼミ生を抱える身として、サマリをいちおうメモ程度に。(一部の章のみ。) 大卒就職の社会学―データからみる変化 作者: 苅谷剛彦,田由紀出版社/メーカー: 東京大学出版会発売日: 2010/03/20メディア: 単行購入: 3人 クリック: 38回この商品を含むブログ (14件) を見る 1章 日の大卒就職の特殊性を問い直す:QOL問題に着目して(田) バブル期以降、大学進学率が上昇しているのに、それに対応した大卒の労働需要の上昇がなかった。採用が改善したポスト氷河期(07〜09年あたり)では大卒求人総数がバブル期を上回ったが、それ以上に大卒者が増えていたので、求人倍率はバブル期なみには戻らなかった。(構造的に「大卒余り」状態。) 「ロストジェネレーション世代」とポスト氷河期世代の働くことについての意識(新入社員当時の調査)を比べると、後者は前者に比べて標準的働き方(最初の会社に

    『大卒就職の社会学:データからみる変化』一部サマリ - 社会学者の研究メモ
    houyhnhm
    houyhnhm 2011/05/30
    ふむ。
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