IT企業で働いていた前職時代、あるIT資格を取得した経験がある。腕試しのつもりで入門レベルの試験を受けただけだが、その合格がきっかけで異動の希望がかなった。現職に転職する際にも、一つのアピールポイントとして機能した。資格は持っておいて損はない、と実感した。 だが、仕事をこなしながら資格取得の勉強をするのは容易ではない。夜、疲れて帰って来た後に参考書と向き合うのには、かなりの精神力を要した。難易度の低い試験ですらそうなのだから、高度な試験になるとより大変になるだろう。 そんな苦労をしながら資格取得を目指して努力するエンジニアに、朗報がある。IT関連の資格取得講座を受講する場合、2017年10月以降、費用の補助を受けられるケースが増える。「教育訓練給付制度」の「専門実践教育訓練」対象講座の指定要件が緩和されるからだ。これによって、指定講座が拡大すると見込まれる。 指定講座を修了すれば、受講費用
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