「CiscoやEMCが提携を組む必要があるという事実は、連係が欠如し、複雑さが解消されていないことを示している」とIBMでクラウド戦略を統括するエリック・クレメンティ氏は話す。 将来を見据えた戦略構想の策定という任務を与えられたIBMのエリック・クレメンティ氏が名声を獲得したのは、同氏が過去を振り返り、ビッグブルーの伝統であるメインフレームビジネスを立て直したことによるところが大きいというのは、何とも皮肉な話だ。 クレメンティ氏は2003年から2005年にかけて、System z部門のジェネラルマネジャーとしてIBMメインフレームの復活に貢献した。メインフレームの死を悼む記事まで書かれるようになった2000年代初頭、クレメンティ氏とそのチームは大型コンピュータのデザインの見直し作業に取り組んだ。 その取り組みは成功した。データセンター業界団体のAFCOMの最近の調査によると、今日、すべての
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